小山内校長日記 new
校長日記705「神在月」
朝霧がうっすらとかかる中、今日もオープンスター開星生は元気に登校してきました。
冬の気配が日ごとに深まり、校舎の周りにも静かな朝の空気が漂っています。
さて、出雲地方では、全国から八百万の神々が集われる「神在祭(かみありさい)」の季節を迎えています。神々が一斉に出雲へお集まりになるため、人間もまた例年を超えるほど集まり、『出雲大社』周辺では大渋滞が起こることでも知られています。
今年は朝ドラの影響もあり、さらに多くの参拝者で賑わいそうです。
一般には旧暦10月を「神無月」と申しますが、これは各地の神々が、出雲大社にお鎮りの大国主大神のもとに集まり、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」を行われるという故事に由来します。そのため、古くから出雲地方では旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいます。
今年の神在月は、令和7年11月29日夕刻から12月6日夕刻まで。この特別な期間、街には厳かで不思議な空気が流れ、私たちもまた、日々の生活を見つめ直したり、新しいご縁への感謝を感じる時期でもあります。
生徒の皆さんも、神々が集われるこの出雲の地で、良きご縁に恵まれ、学び多き日々を過ごしてほしいと願っています。
