小山内校長日記
校長日記662「後期特待生認証式より」

本日、後期特待生の認証式を行いました。
まずは、皆さんがこれまで積み重ねてきた努力に、心から敬意を表します。
認証式では、一人一人に認証書を手渡しながら、始業式に引き続き「学問」についてお話ししました。
「学問」という文字を上から読むと「学」を「問う」と書きます。
これは、自分自身の学び方を問い続けることを意味しています。学ぶ姿勢や方法に完成はありません。知識を覚えるだけでなく、自分の学びを常に省みることが大切で
す。
逆に下から読むと「問」を「学べ」となります。問いがなければ思考は生まれません。自ら問いを立て、探究することによって、知識は深まり、学びは豊かになります。学びは、問いから始まるのです。皆さんには「何を」「どう問い」「どう考える
のか」――そのこと自体を学んでほしいと思います。
特待生として認証を受けた皆さんには、努力や成果を示すだけでなく、周囲への模範となる責任も伴います。自ら学ぶ姿勢を貫き、仲間や後輩に刺激を与え、学校全体の学びを高める存在として活躍してください。
皆さんのこれからの成長と活躍を、心から楽しみにしています。