スクールドッグ
レイの日記6「一週間、頑張りました」
レイが学校に(正式に)来て一週間経ちました。
月曜日の始業式、水曜日の譲渡式と記者会見など忙しい(人間側が)一週間でした。
レイくんも少しずつ学校に慣れてきているようです。
以下は、全校生徒に送ったメッセージです。
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みなさんへ
スクールドッグの活動が始まって、一週間がたちました。
この一週間で一番がんばったのは、実はレイ君です。
知らない場所に引っ越してきて、たくさんの人の中で新しい毎日を過ごしています。まだ2歳の男の子ですが、一生けんめいに「学校の一員」としてがんばっています。
「もっと近くで触れたい」「なでてみたい」と思う気持ちは、先生たちもよく分かります。
でも、レイ君は今、環境になれる練習をしているところです。
これからずっと、開星の仲間としてここにいます。焦らず、ゆっくり関わるチャンスを待ってください。
そしてもうひとつ大切なこと。
レイ君は“みんなの思うようには動かない”ということです。
犬にも気分や体調があり、人と同じように「今日はそっとしてほしいな」と思う日もあります。
その気持ちを尊重してあげることが、レイ君と本当に仲良くなる第一歩です。
これから、レイ君と一緒に、思いやりとやさしさを学んでいきましょう。
レイ君が安心して過ごせる学校は、きっとみんなにとっても安心できる学校になります。