小山内校長日記 new
校長日記610「終戦の日から80年」
「八月や六日九日十五日」は、戦争を忘れないようにと気持ちを込めて詠まれた一句です。 8月6日に広島、9日に長崎に原爆が落とされ、15日に終戦を迎えました。 決して忘れてはいけない日でもあり、毎年みんなで平和について考えなくてはいけない日だと感じています。
第2次世界大戦では、日本人だけでも300万人以上が犠牲になったと言われています。戦後80年となる今年、あの時代を振り返る意義とは何か。
ロシアがウクライナに侵攻し始めてから早や3年半が経ったことを考えると、日米戦争の3年8カ月は、考えようによってはあっという間の悪夢であったとも言えましょう。しかしその間の戦没者は310万人と未曽有の犠牲を生みました。失わなくてもよかった尊い命が犠牲になった結果です。
今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは片時たりとも忘れてはいけません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧げます。
先の大戦から、本日で80年が経ちました。今では戦争を知らない世代が大多数となりました。戦争の惨禍を決して繰り返さない。進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばなりません。そんな80年目の終戦の日になってほしいです。