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「3.11東日本大震災」
15年前、2011年3月11日に起こった東日本大震災。島根県で先日起こった地震は冬休み期間でしたが、この時は多くの子どもたちが下校する時間帯でした。また、中学校の卒業式前日で家に1人だったというケースもありました。
被災した子どもたちの作文集『つなみ 被災地のこども80人の作文集』(文藝春秋)は、想像できないほどの辛い体験をした子どもたちが、その時の出来事、感情を伝えてくれる作品です。
本当に辛いことを思い出して書く、という作業は容易なことではありません。なかには、「自分の子どもに辛いことを思い出させたくない」と作文を書くことを反対する保護者もいたそうです。
それでも、書いてくれた80人の子どもたち。感情を表現できず、淡々と事実だけを述べた子もいます。同じことを繰り返し書いた子もいます。その文章の中に、何倍もの気持ちが込められていることが感じられます。
書いてくれたのは、震災がどんなものか、私たちに知らせてくれるためです。知ることで、命を守るための行動が出来るように。その思いを受け止めて、自分だったら、どんな行動をするだろう・・・とこの機会に考えてみませんか。
また、『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』(ファイト新聞社/著、河出書房新社)は、家を失い避難所で暮らす子どもたちが、みんなを元気づけようと作り続けた新聞です。「辛いことは書かない」というルールのもとに、少しでも明るいニュースを見つけて毎日発行しました。その様子が全国にニュースで放送され、文房具などが届き、最初は鉛筆書きだった新聞がだんだんカラフルになっていきます。日本中を明るい気持ちにしてくれた子どもたちの取り組み、ぜひ本を開いてみてください。


