校長日記653「後期がスタートしました!」
後期始業式では、以下のお話をしました。
後期の始まりにあたり、この「区切り」を迎えることは、皆さんにとってとても大切なことです。
区切りをつけることで、今日から新たなスタートを切ることができます。
前期の終業式でもお話ししましたが、皆さんは正しく振り返ることができたでしょうか?
今、自分の中に「目標」はありますか? その目標を胸に、この場に立っていますか?
ここで、少し目を閉じて想像してみてください。
「後期の学校生活は、どんな時間にしたいだろうか?」
皆さんの心に浮かんだ思いこそ、これから進む道の始まりです。
さて、今日は後期の始業にあたり、福沢諭吉の言葉をご紹介します。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。有名な言葉ですが、私たちは、生まれながらに平等です。
しかし現実には、賢い人もいれば愚かな人もいます。富める人もいれば、貧しい人もいます。なぜでしょうか。
福沢諭吉はこう言いました。
「それは、学問による差である」と。
学びによって、自分の人生を切り開く力が生まれるのです。
皆さん、学びは未来への扉です。教室での学びも、日々の経験も、すべて学びです。
今日から、自分の可能性を信じ、学び続ける一歩を踏み出してください。
そのために大切なことは、「何ができているか」「何ができていないか」を見極めることです。そして、そこから「何をしなければならないか」「本当は何をしたいの
か」を考え、根気よく行動することです。
この「考える」ということがとても大事なことなのです。
2点目は、創設者の意志である建学の精神についてです。
開星は、「品性の向上をはかり、社会の発展に役立つ有望な人材を育成する」という信念を持って教育活動に取り組んできました。新学期をスタートするにあたって再確認します。
建学の精神からくる校訓についてです。
立志(Ambition・アンビション) ・・・夢や目標を持ち、その実現に向けて努力する生徒、そのためには、⇒キーワード(柱1):礼を正す
明朗(Brightness・ブライトネス) ・・・プラス思考で、前向きに行動する生徒、そのためには、⇒キーワード(柱2):文武合体、
創造(Creation・クリエーション)・・・新しい価値を作り出す生徒、そのためには、⇒キーワード(柱3):探究、
自分探しの旅様々なことにチャレンジして、なりたい自分をこの素晴らしい学校キャンパスで実現してください。
後期は、どの学年にとっても非常に重要な半年です。
一日一日を大切に過ごし、目標に向かって挑戦し続ける姿を、私は心から楽しみにしています。
さあ、後期の始まりです。自分自身と未来を切り開く星になるために、共に歩んでいきましょう。