小山内校長日記
校長日記627「心と感性の『筋トレ』のすすめ」
毎日、心を磨くことを怠っていると、次第に心の柔らかさが失われていきます。すると、忍耐力が弱まり、人のことを許す寛容さも薄れてしまうのです。その秘訣は、「何事にも感謝する心を持つこと」。だからこそ、「心の筋トレ」を続けることが大切なのです。
「心の筋トレ」とは、ストレスへの耐性を養い、心の状態をより良い方向へと導くためのトレーニングです。体を鍛えるのと同じように、普段あまり使っていない心の部分に意識的に負荷をかけることで、心を強くすることができます。一方で、「感性の筋トレ」も大切です。これは、物事を深く感じ取り、心で受け止める力です。すなわち感受性を磨くことを指します。感性は人生経験を通じて磨かれていくものですが、以下のような方法で意識的に鍛えることも可能です。
・多様な文化や芸術に触れる
・自然と向き合い、その美しさを感じる
・日常の中で「問い」を立て、深く考える習慣を持つ
感性が豊かな人は、自分の心の動きに素直であり、自分を大切にする力にもつながっています。
理性と感性は車の両輪のようなもの。どちらもバランスよく育てていくことが大切であり、そのバランスは年齢や経験とともに少しずつ変化していくのも、人生の面白さの一つです。
さて、今日はうれしい報告がありました。63Rの松本陸君が「就職内定をいただきました」と校長室に元気に報告に来てくれました。
連日の内定報告に、喜びが止まりません。心から「おめでとう!」と伝えたいです。
節度を大切にしながら、残りの学校生活を思いきり楽しんでくださいね。